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組織化の基礎

組織化とは何か?

ほとんどの人々は、「organization(組織・組織化)」という言葉にさまざまな考えを持ってはいますが、何かを完了させるためにともに働く人々を擁する活動だとは考えません。

では、実際にはそれが何なのかを見ていきましょう。

何かをつくるのに使われる、赤、白、青のビーズの山を取り上げてみましょう。 これらを組織化しましょう。

まず、組織図を描きます。 「組織図」は、「組織の図」ではなく、「組織化の図」の短縮形です。 組織図は、生産物を生産するために組織化をする、秩序立った配置を示す図です。 もう一度言いますが、生産物とは交換できる完成した何か、つまり、サービスや アイテムのことです。

組織や会社は、車、ジュエリー、衣服、おもちゃ、食料などといった生産物を生み出します。 組織や会社の中では、それぞれの人がそこで働いていて、何かを生産しています。

例えば、受付係は、礼儀正しく答えて、適切な人につながれた電話というものを生産しています。

建設現場の労働者は、築かれた壁や敷かれた床といった建物の一部を生産しています。

パッケージ係は、その会社が生産しているものを正しいパッケージに詰めます。

組織化の図は、組織がその生産物を生み出すために使われ、成功に導くものです。

これがどのように働くかを見てみましょう。

たくさんのビーズがあります。 すべてのビーズを担当者の上にすべて放り出してみましょう。完全にごちゃ混ぜで、混乱した状態です。

明らかに、担当者はこれらたくさんのビーズを使って何かをしなくてはならないのですが、彼は混乱した気分になり、自分自身とこの混乱に対処することはできないでしょう。 ですから、彼はビーズをラウトしなくてはなりません。つまり、それらを特定の道筋か経路に沿って送るわけです。 ひとつの方法として、まずそれらを種類ごとに分けることができます。赤いビーズ、白いビーズ、青いビーズ。

このように見えます。

これが、組織や会社、活動の担当者が行わなければならないことです。 その人はラウトするのです。 彼は自分のところに来るものを種類や等級ごとに、あるいは行動の種類ごとに分けます。

けれども、これまでのところ、ビーズを種類ごとに分けただけです ― 赤、白、青。

それらはどこにも行っていません。

もう一度言いますが、組織は何かを生産しなければなりません。 例えば、その組織の生産物は、穴が開けられて、糸が通された、箱詰めのビーズだとしましょう。 それは次のようになります。

もしくは、次のようになるでしょう。

もしくは、次のようになるでしょう。

それが必要な量のビーズを処理する限り、どの組織図のパターンを使うかは特に重要ではありません。

この「組織」にひとりしかいないとしても、それでもその人は組織や組織図について、ある程度知っていなければなりません。

しかし、たくさんの人や物を処理するのであれば、仕事を完了させるために人々を追加しなければなりません。 ただし、組織図を使わずに人を追加すると、混乱も追加することになります。

組織図を持たない組織は、それが楽に処理できる以上の仕事を抱えることになり、崩壊してしまいます。 結果は混乱です。

混乱とは何でしょう? 「混乱」とは、配列されていない、あるいは秩序のない粒子(人々、コミュニケーション、他のアイテムなど)の流れです。 さまざまなものが衝突し、跳ね返って、その領域の「中に」留まります。 それらはどこにも出ていきません。

生産物を手にするには何かが「外に」流れ出なければならないため、そこに生産物が生まれることはありません。 ある会社が衣類をつくるのであれば、その会社がつくった衣類は外に、例えば、その衣類を販売する別の会社に送り出さなければなりません。

ここでふたつのことに注目できます。 いくつかの安定した要素があるのです。 それらは、グループや組織内での場所、仕事や地位です。 そして、流れていくものがあります。 これらには、仕事や地位を持っている人々が変化を加えます。

衣類をつくる会社の例を使ってみましょう。これはこんなふうに動くかもしれません。

生地が会社に届けられます。 誰かがそれを裁断しなければなりません。 それが彼、裁断係の仕事です。 彼はその素材に変化を加えました。彼はそれを裁断しました。

それから彼はそれを他の人に送ります。その人の仕事は、布を縫ってシャツをつくることです。シャツの裁縫係です。 そこで、その従業員がまた別の変化を加えたわけです。

それから彼はシャツを別の従業員に送り、その人がシャツのボタンを付けます。ボタン付け係です。 また別の変化です。

完成したシャツは、パッケージに入れられるため、箱詰め係に送られます。

各地点で、さまざまな物(布、それからシャツ)が、生産物が完成するまでこの衣料品会社の中を進んでいって、変化が加えられます。★ が不明。

その会社の最終生産物、箱詰めされ、すぐに販売できるようになっている高品質なシャツは、今ではデパートなどの別の会社に販売することができ、その後、シャツを必要としている人や欲しがっている人に売られます。

ですから、組織や会社のどの従業員も、流れていく粒子に変化を加えます。

粒子は、順序に沿って流れます。

何かが組織に入り、変化が加えられ、組織から出ていきます。

一種類の商品(例えば、赤いビーズ)だけを扱う組織は、多種多様の商品を扱う組織ほど複雑ではありません。

どの活動にも、行為の順序があります。 それには安定したポイント、作業を行う仕事に就いている人たちがいなければなりません。そして、それらは実際に流れていくものを処理するため、流れてはいきません

安定したポイントにひとつのことだけを行わせる必要はありません。 けれども、それには正確で、正しい順序の行為がなくてはなりません。

こういったことはすべて、船の機関室であれ、弁護士事務所であれ、どのような組織にも当てはまります。

例えば、機関室では、燃料が流れ込み、外に流れ出る動き(動力)に変えられます。

誰かがその機械を運転します。 誰かがその機械を修理します。 すべてはひとりの人によって行われるかもしれませんが、量が増えたらすぐに、誰かが作業の計画を立て、それらをさまざまな種類の作業に分けて、組織図に乗せなければなりません。

これは、運転と修理をふたつの作業に分けること、同じ組織図上でその活動をふたつにすることによって行われます。

主任機関士は流れが止まらないようにして、運転士たちが自分の仕事を続けるようにします。

弁護士事務所では、さまざまな行為がひとつの流れになっています。

上の図のように、それぞれの場所に恐らく異なる技能を持つ異なる人が就く流れの配置となるでしょう。

あるいは、物事がどこにも動かない組織図を持つこともできるでしょう。

けれども、そうする場合には、処理されるべきさまざまな行為を示して、組織図上の各セクションの上から下に向けて、適切な場所に物事を置かなくてはならないでしょう。

このようにすれば、組織図上のさまざまな人々を通り抜ける流れが起こります。 それはこのように見えます。

さまざまな位置の名前があるだけの組織化の図は通常、流れを起こすことはありませんし、うまく機能することもありません。

かつての典型的な軍の組織図は次のようなものでした。

けれども、軍隊はずっと多くの人員を抱えていたため、物事の流れを示す組織図を持たなければなりませんでした。

ですから、以下のステップを行うことによって組織化を行います。

1. 注意深く粒子の種類(生産物を生み出すことに関係するもの)を調べる。

2. 生産物をつくるための粒子の各種類に対してなされなければならない変化を考える。

3. 人々を雇用して組織図上に乗せる。その人たちがその図に示されている変化の順番通りに変化を加えていく

組織図には、上記の1番にある粒子の種類を認識することも含まれなければならない。

これにはまた、異なった種類の物事に変化を加える人たちへのラウティング(経路、道筋)も含まれなければなりません。 最後に、さらに生産物としての外へのラウティングがあります。

例えば、会社の受付係は、自分の机のところにやって来るさまざまな種類の訪問者を認識することができなければなりません。 配達人は、配達物を受け取る人へとラウトされるでしょう。 潜在的な顧客はセールスマンにラウトされるでしょう。 このように続きます。

実用的で使用可能であるためには、組織図には生産に必要な材料や供給品を手に入れることも含まれなければなりません。 それは、組織の生産物を欲しがっている人々に届ける方法、例えば、宣伝やセールスマンなどを持っていなければなりません。★ が不明。 生み出した生産物に支払いを受けなければなりません。 また仕事を監督する人々もいなければなりません。

会社とは本質的に、大きな組織図として一緒に機能するために結合した、小さな組織図の集まりです。

どのような活動でも計画を立てるために、以下の単純なステップを行うことができなければなりません。

1. 流れの順番と各ポイントで起こらなければならない変化を視覚化する(あなたの心の中で映像を描く)。

2. 粒子(書類、身体、お金)があなたの活動、会社などに入ってくるところと出ていくところが見えなければならない。

3. 物事が止まってしまったポイントと機能していないポイントを突き止め、流れのその部分を修正するために何かができなくてはならない。


要するに、適切な組織図とは、お互いに衝突せず、実際に入ってきて、望まれる変化を実際に経験し、生産物として実際に出ていく、フローの継続的な組み合わせなのです。

注意:続けるために、このコースの以前のステップすべてを完了しなければなりません。 あなたの最後の未完了のステップは
注意:不正確な答えがありました。 続けるために、をもう一度読んで、それから再びあなたの理解を試してください。